草花・宿根草植栽につきましてのご説明

植山庭園が施工した植栽例をもとに宿根草などのご説明したいと思います。
宿根草は基本的には強い植物で、ある程度、放任でも育ち、普段の
管理はお水を撒いてもらうくらいです。
お水は春・秋は2~3日に1度、夏場は毎日、冬は1週間に1度位です。雨が降った場合は撒く必要はありません。
特に肥料などはそれほど必要ありません。家に余っている肥料があればあげるくらいです。

宿根草(落葉性・冬場は地上部の葉が無くなるタイプ)の1年サイクル
 施工前 施工後 
2年後の開花時の状態 冬場の状態

植付当初はスッキリしていた植物も数年が経つと次第に増えていきます。こちらはお花を楽しめるようにと種類を多く、植えました。
イメージとしては一年を通じてお花などが楽しめるように考えました。
春は新芽が楽しめ、初夏にはシャクヤク・シランが咲き、夏は緑を楽しみ、秋はシュウメイギク・ヤブランが咲き、冬はクリスマスローズが咲いてくれます。
落葉性の宿根草がメインで植えてありますので冬場は地上部の葉が無くなりますが根は生きており、春になれば芽を伸ばし、お花が咲いて、冬になると
葉が枯れるサイクルを繰り返します。

落葉性宿根草のメリットはお花の種類が多いこと、冬場になれば地上部の葉は枯れる為、1年でリセットされるため、毎年どんどん大きくなりすぎることが
無いです。子株が自然に増えていくので夏場は生い茂っている感じです。
デメリットは冬場はどうしても寂しく感じる方(特に女性の方)が多いです。

こちらはもう少し常緑性の宿根草を植えれば良かったと思っております。

 

宿根草(常緑性・冬場も地上部に葉があるもの) ニューサイラン・ヤブラン(ミス・キャンタス)植栽
植え付け当初 植え付けから1年半後

こちらの植栽イメージはニューサイランが赤でヤブランが白のコントラストを楽しめる感じで植栽しました。
実際のところはニューサイランがあまり目立たず埋もれた感じになってしまいました。

常緑性の宿根草は冬場でも地上部が枯れることは無いので冬場でも写真の感じになっています。
常緑性の宿根草も次第に株が大きくなっていき、数年すれば土が見えないくらい茂ります。

メリットは落葉性のような冬場の寂しさが無いことと斑入りの葉っぱなど、葉を楽しむことが出来ることです。
デメリットは茂りすぎたり、大きくなりすぎたりすることと、若干、種類が少ないことです。
茂ったり、大きくなった場合は間引きなどの手入れをすれば綺麗な状態が保てます。

 

宿根草(常緑性) アガパンサス・フイリヤブラン・クリスマスローズ植栽
植え付け当初 植え付けから1年後

こちらは毎年、植木の剪定にお邪魔している所で植栽を行ってから約一年後に剪定にお伺いした時の感じです。
丁度、アガパンサスが咲いていました。アガパンサスは梅雨時期の蒸し暑い時に涼しげな色あいが花壇のアクセントになっていると思います。

 

常緑性宿根草の植栽例
ローズマリー、フイリヤブラン、ミス・キャンタス植栽 ルリマツリ、フイリヤブラン、クリスマスローズ、シバザクラ、ツル日々草植栽
  植え付けから何ヶ月か経ちシバザクラの咲く春に見に行きました。
暖かくなってくると植物も伸び始め、マルチングの模様が見えなくなって来ました。
これからどんどん茂りはじめ来年にはもっとたくさんのお花が咲くと思います。
 

こちらの植栽は常緑性の宿根草でまとめるとこういう感じになりました。
冬場も枯れることがなく次第に増えていき数年すればいい感じになってくれると思います。

 

常緑多年草(常緑性・冬場も地上部に葉があるもの) ユリオプスデージー植栽
植え付け当初 植え付けから1年後

ユリオプスデージーは11月~翌5月位まで黄色のお花が楽しめます。
普通の草花は春から活動をはじめ夏場は茂り秋に枯れ、冬場は休眠する宿根草が多いですが
ユリオプスデージーは11月位から活動をはじめ冬場にお花が咲き、5月頃に落ち着き、夏場は休眠するタイプの植物ですので
冬場のお花の少ない時期にお花が楽しめ写真でもお分かり頂けるように成長が早い植物です。

この植物は常緑性の宿根草で毎年こういう感じで成長して行く為、大きくなりすぎることがあります。

常緑多年草とは一年中、緑が楽しめますが寿命が多年(数年~10年位)です。

 

マルチング(乾燥防止等)につきまして
施工前 施工後
施工前 施工後

マルチングとは植物の乾燥防止のことですが雨などによる土の流失防止、泥はね防止をかねて行います。
植え付け当初は株も少なく、どうしても寂しく見えるので写真のような感じでマルチングをすると寂しさが紛れ、見た目も綺麗になると思い施工しています。
マルチングの材料は茶色の物が木のチップでクリーム色の物が軽い土です。砂利などで行っている所もありますが数年すると汚れたり、土に埋まったりして
後が大変なので植山庭園ではチップなどを使います。
チップの良いところは軽いので植物の負担が少ない、土に混ざっても植物に影響が少ない、掃除などの際にゴミと混ざっても一般ゴミ(燃えるゴミ)として
処分出来ることなどです。汚れた砂利の場合は一般ゴミとして処分できないのでうちではあまり使いません。

もちろん、チップ等も数年すれば汚れたり埋まったりもしますがその頃には株が増え、土が見えなくなっていると思います。

 

タマリュウの増え方
植え付け当初 植え付けから1年後

タマリュウは日陰などにも強い植物でグランドカバーの中でも1,2を争う位、強い植物です。
背丈が低く落ち着いた色合いですので昔からよくお庭などに使われています。順調に育てば自然に増え、1年で倍くらいになり数年で埋まると思います。

 

姫イワダレ草(リッピア)の増え方
植え付け当初 植え付けから3ヵ月後

姫イワダレ草も強い植物でグランドカバーとして使います。あまりにも繁殖力が旺盛なので他の植物と混植すると他の植物が負けて枯れてしまう程だそうです。
一応、小さい白いお花が咲きます。

東京・目黒 植山庭園はお客様と持続的な関係を築きたいと思っており、「植えた後は知らない」とはならないようにしております。
植栽させて頂いたならその後どうなったか
様子を見にお伺い致しております。